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検尿異常

尿検査で異常を指摘された方へ

健康診断や人間ドックで尿検査の異常を指摘されて、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
尿検査は腎臓や膀胱の状態を知るための最も基本的な検査です。
中でも、腎臓の病気は自覚症状が乏しく、尿検査の異常が腎臓病の初期のサインであることも少なくありません。
そのため、尿検査の異常を指摘された際には、そのまま様子を見ていいのか、詳しく調べたほうがいいのかを見極める必要があります。

尿検査の項目

健康診断で測定する尿検査の項目は主に尿蛋白尿潜血尿糖の3つです。
それぞれの項目がどのような病気と関連しているかが異なります。

項目尿の状態主な原因・疾患
尿蛋白尿にたんぱく質が混ざっている状態慢性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、糖尿病性腎症、腎硬化症、起立性蛋白尿など
尿潜血尿に血液(赤血球)が混ざっている状態慢性糸球体腎炎、尿路感染症、尿路結石、尿路腫瘍など
尿糖尿に糖分が混ざっている状態糖尿病、腎性尿糖など

尿検査異常を放置してはいけない理由

尿検査の異常は特に症状がないことが多く、放置してしまいがちです。
しかし、症状がないからといって放置していると、徐々に腎臓の働きが弱ってしまうことがあります。
気がついたときには腎臓の働きが残りわずかしかなく、透析が必要…ということになりかねません。
そのため、初期のうちにしっかり原因を特定し、対応することが重要なのです。

診療の流れ

  1. 問診・再検査
    • これまでの経過を確認し、原因を推定します。
    • 疑われる病気に応じて、尿検査や血液検査、腎臓超音波検査(エコー)などを行います。
  2. 原因の特定
    • 問診と検査結果をもとに、尿検査異常の原因を特定します。
  3. 治療・生活指導
    • 原因に応じて、内服治療や塩分制限、運動などを提案します。
  4. フォローアップ
    • 尿検査や腎機能をフォローしていきます。

このような方はご相談ください

  • 健診で「蛋白尿」「血尿」「尿糖」を指摘された
  • 高血圧や糖尿病がある
  • ご家族に腎臓病や透析中の方がいる
  • 足のむくみが気になる
  • 尿が泡立つ

まとめ

尿検査は腎臓からのSOSです。
名古屋市中川区のあおい内科では、尿検査の異常について、腎臓専門医が的確に対応いたします。
原因をしっかり調べ、一人ひとりに合った治療で腎臓を守ります。
どうぞお気軽にご相談ください。

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